| D・A2・L・L・P・Pi 愛犬を7つの伝染病から守ろう! |
ジステンパーDistemper |
犬のかかる恐ろしいウイルス病の代表格。人間でいう「はしか」によく似た伝染病で、感染力がたいへん強く、病犬から直接というより、人の衣服や持ち物を通じて伝染するなど、感染経路がはっきりしない場合が多いのです。かかると、激しい咳(呼吸器)、下痢(消火器)、神経など全身がおかされ、治ってもいろいろな後遺症にしばしば悩まされます。 |
アデノウイルス2型感染症犬伝染性肝炎 Adenovirus Type 2 Hepatitis |
犬アデノウイルスには1型と2型の2種類があります。1型は小犬の突然死や肝臓の痛み、嘔吐、下痢、扁桃腺のはれ、角膜に白濁を生じる犬伝染性肝炎をおこします。2型は肺炎や編桃炎などの呼吸器病をおこします。これまでワクチンは1型ウイルスで作られていましたが、最近になって2型ウイルスでも1型の犬伝染性肝炎も予防できることがわかり、このため2型ウイルスによるワクチンが主流となってきました。 |
レプトスピラ病(黄疸出血型・カニコーラ型) Lwptospirosis |
レプトスピラ菌によって胃腸や肝臓がおかされる伝染病で、人畜共通のものです。病犬だけでなく、ネズミや牛、豚なども感染源となります。黄疸出血型とカニコーラ型の2タイプがあり、黄疸出血型では黄疸の他に嘔吐、下痢、歯ぐきの出血などの症状がでて死亡率も高く、カニコーラ型では初期の高熱やはげしい嘔吐、下痢による脱水症状、尿毒症にかかりやすくなります。 |
犬パルボウイルス感染症 Parvovirus |
極小(パルボ)ウイルスによる急性伝染病で、1978年にアメリカに出現して以来、あっというまに世界中に拡がりました。たいへん強いウイルスで、ちりやほこりに混じって6〜7カ月も生き延び、ふつうの消毒、殺菌剤はききません。母犬ゆずりの免疫のない小犬が突然死してしまう心筋型と、激しい下痢や嘔吐を特徴とする腸炎型があります。母犬ゆずりの免疫のきれる期間が生後3週間から4カ月までとまちまちなので、ワクチネーションの時期も十分先生と相談してください。 |
パラインフルエンザParainfluenza |
犬パラインフルエンザウイルスは、単独の感染症よりも犬アデノウイルス1型、ボルデテラ、マイコプラズマなどいろいろな病源体と混合感染して、気管支炎や肺炎、または一般に「ケンネル・コーフ」と呼ばれる呼吸器病をおこすものとして知られています。伝染性が非常に高く空気伝播によって感染し、器官、気管支、肺に炎症を起こします。激しい発咳が特徴です。重篤な症状発現を最小限にとどめるにはワクチン接種が必要です。 |
ワクチネーションてな〜に?
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親ゆずりの免疫が切れるときがあぶない。 生まれたばかりの小犬は、最初に飲む母乳(初乳)を通して母犬から免疫をゆずり受けいろいろな病気に対する抵抗力を身につけます。しかし、この母ゆずりの免疫は一生続くわけではなく、ごく短い間だけしか効きません。この免疫が切れて無防備になる時期は、小犬にとって一番危険な時です。この時タイミング良く、うまくワクチン注射を行えば、小犬の恐ろしい伝染病を防ぐことができるのです。 ただし、免疫の切れる時期は、母犬のもっている免疫の強さによって、また伝染病の種類によって、数週間から数ヵ月とまちまちです。その上、母ゆずりの免疫が残っている時にワクチンを注射しても効果はありません。ですから通常は、6週〜8週齢ぐらいの早い時期から16週〜20週くらいの遅い時期まで何回かワクチン注射を行い、確実な効果を期しています。さらに毎年1回、(あるいは6カ月に1回)ワクチンの追加注射をすると、予防は完全に近いものになります。
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犬を飼いはじめたら すぐ先生に相談しよう。 犬には狂犬病のほかに、ジステンパーをはじめとし上記のようないくつもの恐ろしい伝染病があります。これらの伝染病は、単独で感染することは少なく、ほとんど2つ以上が一緒になって複合感染することが多いのです。だからワクチンも、4種混合、5種混合、6種混合と、1本でいくつもの病気を同時に防ぐことのできる混合ワクチンが、広く用いられています。これらの伝染病にかかってしまうと、現在のところ有効な治療薬はありません。あなたも子犬を飼いはじめたら、必ずワクチン注射をしましょう。 |