フィラリア(犬糸状虫)は、
犬の心臓の寄生虫で、恐ろしい病気を引き起こします。
最近になってこの寄生虫は犬だけでなく、猫にも寄生し、大きな脅威を与えていることがわかってきました。
そして、猫の場合は犬と異なり、主に肺に障害を起こすといわれています。
フィラリアは蚊が媒介するので、フィラリア症は蚊の多い日本では、犬にとってもっとも重要な病気の一つです。
フィラリア感染の多い日本で、今まで猫に注目されなかったのは、診断方法が難しく、
発見が困難なためだと考えられています。


フィラリアってどんな虫?
フィラリアは猫の体内では約21cmにも達する寄生虫です。心臓や肺の血管内に住み、血の中の栄養分を吸収して生きています。また、まれにフィラリアは脳など、心臓や肺以外の部分に寄生することもあります。

猫のフィラリア症とは?
フィラリアの成虫が、心臓や肺の血管内に寄生すると、血液のめぐりが悪くなり、心臓や肺、肝臓に障害を起こします。また、わずか2匹のフィラリアが寄生するだけで、突然死が起こることもあります。

フィラリア感染はどうやっておこるの?
フィラリアは蚊によって運ばれ、感染します。
フィラリアのかかっている動物の血液中にはフィラリアの子虫(ミクロフィラリア)がいて、蚊が血液を吸うときに蚊の体内に入ります。
2〜3週間の間に子虫は蚊の体内で成育し、他の動物に感染する幼虫に成長します。
この蚊が猫から吸血するとき、その傷口から幼虫が猫の体内に侵入します。
幼虫は皮膚を通り抜け、猫の体内で成長します。
最後に心臓や肺の血管にたどり着きます。
フィラリア症の症状?
猫の場合、犬とは違って、何らかの症状がでてきたときには、ずでにフィラリアは猫の体をむしばんでいて、健康そうな猫でもフィラリアで突然死することがあります。もし、症状がでてくる場合には、次のようなものがあります。
 しつこい咳  呼吸困難
 嘔吐      うつ状態
 疲労      元気消失
     
治療方法は?
猫のフィラリア症の診断は難しく、たとえ、診断できてもよい治療方法はありません。



フィラリア症の予防方法は?
蚊に刺されないことですが、
普通の生活で全く蚊に刺されないことは困難です。
予防薬でフィラリア症から猫を守ってあげることができますので、
当動物病院にご相談ください。