犬が首筋や耳をしきりに掻く。
  尻尾の付根や足をはげしく咬むような動作をくりかえす。
  夜中に犬が騒いだり、盛んに音をたてる。
  犬がケガもしていないのに、痛そうに足をあげて歩く。
  元気がなく痩せてきたので、診察してもらったら、犬条虫症とかバベシア症にかかっていた。


このような場合の多くは、ノミやダニが寄生しているためにおきる痒みや痛みが愛犬を悩ませている証拠です。さらにこれらの害虫が媒介する病気に感染しているおそれもあります。
 ノミを確実に駆除するにはノミの予備軍である環境中の卵・サナギを駆除することが大切です。




  
    ●ノミのライフサイクル
1. ノミは昆虫の仲間ですから、卵→幼虫→サナギ→成虫の順に成長(変態)します。

2. ノミの卵は寒さや薬剤には強い抵抗力をもっております。また幼虫の成長期間やさなぎ・成虫でいる期間も気温や湿度などの環境条件により著しい違いがあります。

3. ノミの成虫は蚊と異なりオスもメスも吸血し、動物に激しい痒みがかりかときにはノミアレルギーの原因となったり、さなだ虫(条虫)を媒介することもあるので、成虫の駆除には首輪型殺虫剤を早めに装着するのが効果的です。

4. 卵は屋外なら犬舎の周辺、室内なら畳の縁の間やカーペットの裏などに産みつけられているので、幼虫にふ化するまで効果の持続する粉末殺虫剤で駆除するのが有効です。





ノミの成虫はわずか5%、95%は卵、幼虫、サナギ


■ノミの繁殖場所 ■ノミの寿命はどのくらい?
ノミの成虫は、犬や猫の身体から離れて生きることはできません。
雌ノミは、犬や猫の身体の上で産卵し、卵は犬や猫が動くたびに落ちて、そこで幼虫、サナギへ成長します。つまり、犬や猫の寝床などが主な繁殖場所になるのです。
ノミの成虫の平均寿命は10日〜20日くらいですから今、犬や猫に寄生している成虫も長くて20日以内には死んでしまいます。しかし、飼育環境中には、ノミの卵・幼虫・サナギが多数存在しており、1ヵ月以内に新しく成虫になるので、ノミはいつまでもいなくならないのです。