<ゴールデンハムスター>

げっ歯類、げっ歯目の仲間。
丸くてふっくらした体で、足は短く、お腹を地面にこすりつけるように歩きます。

   
皮膚
皮膚はダラダラしています。
短い尾で、うっすら毛が生えています。
頬袋
エサを入れる頬袋が左右にあります。
するどい歯が全部で16本黄色をしています。
前足・後足
人間の手のように使える前足指は4本。(指のあとがあり、5本のように見えます。)
  特徴
  ●夜行性で昼間は寝てばかりいる。
  ●歯は一生伸び続けます。
  ●モルモットと同じで固いエサが必要です。歯は黄色です。
 ・頬袋にエサをためる習性がある。
  ●メスはオスより大きく気が荒い。よくケンカをする。
 ・子供を産ませる時以外は、1匹ずつ別々のケージで飼いましょう。
  ●背中の左右に直径3ミリ位の皮脂腺があります。
 ・メスよりオスのほうが発達しており、臭いを出したりします。
  飼い方
  ◆ 飼育かご(ケージ)
   
巣箱
中に、ちぎった新聞紙やティッシュペーパーなどを入れます。
床材
新聞紙の上にわらやおがくずなどをたっぷり入れます。
トイレ
ケージのすみに置きます。砂や新聞紙などを入れましょう。
小枝
固い小枝などを入れ、歯の伸びすぎを防ぎます。
回し車
使いやすい高さに取付けます。遊ばないハムスターもいるので、その時ははずします。
給水器
飲みやすい高さにつけ、毎日水を交換しましょう。
エサ
ハムスター用の固形飼料やひまわりの種、野菜など
●なるべく50B四方以上のケージがよい。
●新聞紙か犬用のペットシーツを敷いた上に、細かく切った新聞紙やティッシュペーパー。わらや干し草などをハムスターがもぐれるくらいたっぷり入れる。
●2階だてや3階だてのケージは落ちてけがをすることがあるのであまりよくありません。
●ハムスターが逃げ出さないよう、ケージので入り口を止めておく金具(レバースナップ)が必要です。
・洗濯バサミでも代用できます。
●運動不足にならないよう回し車などの遊ぶ道具も入れてあげましょう。
  ◆ 食餌(エサ)
●市販の固形飼料でよい。
・ヒマワリの種、ピーナッツは大好物だが、油が多く、これだけでは栄養がかたよる。
●ニンジン、カボチャ、イモ、豆なども食べます。
●リンゴ、みかん、バナナなどの果物も大好きです。
●時々、煮干し、ゆで卵、チーズなどもあげましょう。
・野菜や果物、ゆで卵などの腐りやすいものは、ハムスターが起きたら新鮮なものが食べられるよう、夕方ごろにあげましょう。
・ハムスターは頬袋にエサをためこむ性質があるので、腐ったエサなどを置いておくと病気の原因になったりします。
  ふやし方
 オスとメスを一緒にすると、子供を産ませてふやすことができますが、1度に10匹以上生まれることがあるので、ふやしたくないなら、オスとメスを分けて飼います。

  ◆ お見合い

●オスは2ヵ月半、メスは2ヵ月くらいまで大きくなってから。
・発情したオスは元気に動き回りケージなどに脇腹の臭腺から出る液をつけて、その臭いでメスを引きつけます。
・ハムスターのメスは4〜5日おきに発情します。
●いきなりオスとメスを同じケージに入れずに別のケージに入れたままそばにおきます。
・3〜7日くらい様子を見て、だいじょうぶなら、同じケージに入れます。
●妊娠したらオスとメスを分ける。
・妊娠すると、メスは巣箱の中に巣材をとりこんで巣作りをはじめます。
・妊娠中のメスはオスを追いかけ回したりしていじめます。
  ◆ 出産
●メスのお腹が大きくなったら段ボールなどでケージをおおき、暗く静かにします。
・そうじは静かにし、エサや水をあげるとき以外はケージに近づかないこと。
●ふつう夜に子供を産みます。
●子供にさわってはいけません。
・生まれたばかりの子供にさわると、親が子供を食べてしまうことがあります。
  注意すること
●むりやりつかんではいけません。
・イヤなことをすると、すぐ噛みつきます。特に仰向けになってキーキー鳴いているときは興奮しているので、触らないこと。
●驚かしてはいけません。
・大声や大きな音を出したり急に手を近づけたりするとハムスターがびっくりします。
●何匹もいっしょに飼ってはいけません。
・何匹も飼うなら別々のケージで飼いましょう。そうしないとケンカをします。
  豆辞典
  ◆ ハムスターの種類
 ハムスターにはゴールデンハムスター以外にもいろいろな種類があります。
●ゴールデンハムスター
●ドワーフハムスター
・ジャンガリアンハムスター
・ロボロフスキーハムスター
・キャンベルハムスター
●チャイニーズハムスター

  ※さらにこの中にも毛の長い種類や毛の短い種類などいろいろいます。
  ◆ ハムスターの寿命
●平均 2〜3年
●最長 7〜8年
  ◆ ハムスターの妊娠期間
●15〜18日
  ◆ オスとメスの見分け方
●メス 生殖器と肛門があまり離れていません。
●オス 生殖器と肛門の間が離れています。
  ◆ 正しい持ち方
・持つのが恐いときは空きビンなどに入れます。
・片手の親指と薬指・小指で胴体をはさむように持ち他の指で支えるように持ちます。
・両手でハムスターを包みこむように持ち上げます。

  あとがき
 最近、住宅事情や飼いやすさなどからモルモットやハムスターなどの小動物をペットとして飼う方が増えてきました。また学校飼育動物としても増加の傾向があるように思われます。それに伴い、我々獣医師もこういった動物を診察する機会が増えてきましたが、その特性を知らないことによる病気やケガが非常に多いことに驚かされます。
 モルモットやハムスターが健康で快適な生活をおくるためには、まず、飼い主である私達自身がその特性を充分に理解することが大切なのです。
 モルモットやハムスターの幸せとこれらの愛らしい動物たちの飼育を通して、子供たちが思いやりの心をもった優しい人間に育つことを願って、この冊子を提供致します。
     
 これら小冊子は、私たち岐阜県獣医師会の会員によって、学校飼育動物(小学校・幼稚園等)で飼われている動物の飼い方をわかりやすくまとめた冊子です。
 岐阜県獣医師会では、学校での動物飼育に少しでも力をお貸しできて、健康で、すこやかな環境づくりに努力しています。なお、動物から人間に感染するような病気の知識も理解していただくために、毎年岐阜県で「学校飼育動物シンポジウム」を開催しています。多数の小学校、幼稚園、保育園の先生方に出席をいただいて現場での困っている貴重な意見をお聞きして少しでもお力になれたらと思っています。
 各冊子のお問い合わせは下記岐阜県開業獣医師会までお願い致します。


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